ブロードバンド顧客宅内機器市場、第1四半期は13%の下落、ADSL機器での減少際立つ


【カリフォルニア州キャンベル 2010年7月7日】市場調査企業のインフォネティクス・リサーチが2010年第1四半期のブロードバンド顧客宅内機器(CPE)および契約者市場予測報告からの抜粋を明らかにした。同報告の追跡対象は、DSL・ケーブルブロードバンドの顧客宅内機器と加入者数、音声CPE、住宅用ゲートウェイ、音声端末アダプタ。


分析について

「第1四半期は通常、ブロードバンド顧客宅内機器市場の場合最も落ちこみます。追加加入者の実数と新規のCPE売り上げが第3および第4四半期での好調な伸びを受け沈静化するためです。今年度の第1四半期はまた、世界的な経済困窮が長引いたためダメージを負っており、多くの顧客層が既存のCPEの格上げをせず新しいサービスを支える方向へ向かっておりません。中でも、2010年第1四半期でADSL機器は大幅な下落を見せております。これは経営陣がFTTHやVDSL2の展開に焦点を定め、自社の基礎的なブロードバンド・サービスのマーケティングにはあまり時間を割いていないためです。 全体的に、2010年はCPEベンダーにはきびしい年となるでしょう。経営的には新規加入者の増加はほぼ見込めず、新しい機器の購入よりは既存の在庫を使うためにできることをやるということになりそうだからです」インフォネティクス・リサーチのブロードバンドおよびビデオ分野主任アナリストのジェフ・ハイネン氏の予測はこのようなものだ。

ブロードバンドCPE市場のハイライト

  • 2010年第1四半期の全世界のCPE市場総額は9億6,730億ドルで、2009年第4四半期から13%の下落
  • 2009年前期の難局から前四半期にはトップに返り咲いたTechnicolor (Thomson)は全世界のブロードバンドCPE総収益において、HuaweiとMotorolaを抑え第一位を堅持
  • ケーブル加入者数の微増傾向、また多くの加入者がDOCSIS 2.0 CPEを長期間保持するという実態から、DOCSIS 3.0 CPEの売り上げには打撃となると見込まれる
  • インフォネティクスの予想では、VDSL CPEの売り上げは落ち着く見込み。多くの主要通信企業はFTTBやFTTN・VDSL2経由よりはじかにFTTHへ移行しているため


報告の概要

インフォネティクスが四半期ごとに発表するブロードバンドCPE報告の提供内容は、世界の市場規模および地域ごとの市場規模、ベンダーの市場シェア、分析結果で、2014年まで次の分野の予測をしている。DSL CPE(ADSL、VDSL、G.SHDSLモデムとゲートウェイ。ADSL IAD)。標準および広帯域ケーブルCPE(モデム、ゲートウェイ、EMTA)。住宅用ゲートウェイ(ブロードバンド、多サービス、デジタル・ホーム・ゲートウェイ)。音声端末アダプタ(VTA)。音声CPE。標準および広帯域ケーブル加入者数とDSL加入者数。


調査対象の企業は次の通り。ARRIS、AVM、Cisco (Linksys, Scientific Atlanta)、D-Link、Gemtek、Huawei、Motorola、NETGEAR、Sagem、SMC、Sphairon、住友電工、Telsey、Technicolor (Thomson)、Ubee (Ambit Broadband)、US Robotics、Westell、Xavi Technologies、Zhone、ZTE、ZyXELなど。