●
中国とインドの投資の冷え込みによりモバイルインフラ市場の活気が鈍化; Alcatel-LucentとNokia SiemensがEricssonに追いつく
2010年8月26日 カリフォルニア、キャンペル- 市場調査会社のInfonetics Research (http://infonetics.com)は2010年の第二四半期(2Q10)の 2G/3G Mobile Infrastructure and Subscribers の市場シェアと今後の市場予測の報告書を発表した。
アナリストによるコメント
「主に中国とインドの投資が落ち込んでいることが原因となり、モバイルインフラ市場にとっては厳しい年になっています。 昨年、中国では3Gの大々的な発売に伴い消費が猛烈に進みました。今年、インドは不景気から回復すると思われていましたが、中国業者に対する規制と周波数オークション開催の遅れから、2010年の設備投資は事実上停止状態となりました。実際、2010年前半の中国サービスプロバイダー3社の設備投資額を分析すると、当初予定していた3G予算の12%にしかすぎないのです!GSMのアップグレードや最新化の遅れには早急に対応すべきです。2010年後半には中国の3G市場とインドの2G市場の両方で、興味深い回復傾向が見られそうです。」と、インフォネティクスリサーチ社のモバイル&FMCインフラの主席アナリストであるStephane Teral は予想している。
モバイルインフラ市場の注目点
2010年の第二四半期は、モバイルスイッチングサブシステム(MSS)とパケットコア機器に対する世界全体の総収益は成長しており、一方で無線アクセスネットワーク(RAN)とホーム・ロケーション・レジスター(HLR)機器の収益は落ち込んでいる。
最終的な結果としては、モバイルインフラ市場全体としては比較的安定した四半期であり、2010年の第一四半期と比べると0.9%下落し、88億ドルから87億ドルとなった。
Macro RAN機器の総収益額でErcsson は市場占有率でトップの座を守った。しかしNokia Siemens とAlcatel-Lucent の両社はだいたい2%の伸びを記録し、NSNはこれまでよりもEricssonに近づき、Alcatel-Lucentは2009年初め以来はじめてHuawei を上回った。
中国とインドによる活動が停滞している事除くと、2010年第二四半期のモバイルインフラ市場では、北米市場での今後も期待できる3GとCDMAのアップグレードや長引いている欧州全域の弱さ、そしてアフリカと中南米諸国での上昇傾向が目立っていた。
報告書概要
nfoneticsが四半期ごとに発表するモバイルインフラ報告書 の中では、RAN機器(ベースステーションコントローラー、マクロセル、トランシーバー基地のマイクロセルやピコセル、W-CDMAのリモートラジオヘッド)やモバイルスイッチングサブシステム機器(モバイルスイッチングセンター、ソフトMSC、無線メディアゲートウェー)、モバイルパケットコアネットワーク機器(GPRSゲートウェイサポートノード、サービングGPRSサポートノード、パケットデータサービングノード)、HLR機器、そしてモバイル契約者についての世界全体や地域での市場規模、市場シェア、分析、予測が報告されている。
契約者や殆どの機器はGSM、 W-CDMA、 CDMA2000、 TD-SCDMA、 cdmaOneといった技術により、追跡されている。
Alcatel-Lucent, Apertio, Cisco (Starent), Ericsson, GENBAND, HP, Huawei, Motorola, NEC, Nokia Siemens, Nortel, UTStarcom, ZTE, その他多くの企業が継続的調査対象になっている。